Realforce 91UBK を 7年間使いつづけたのでレビュー

Jan 7, 2017

Amazon の購入履歴を遡ると、2009年2月28日に Realforce を購入していた。かれこれ7年以上使用し続けていることになる。 本稿では、7年間使用し続けてわかった Realforce の良いところ・悪いところを紹介する。

Realforce 91UBK

スペック

Realforce 91UBK は、静電容量無接点方式を採用している変荷重モデルのキーボード。 「無接点」とあるように、物理的なスイッチを押しているわけではなく、 キートップが円錐スプリングを押し下げることによる誘電体の接近・離脱を電気回路で検知することでスイッチの ON / OFF を判定している。 キーボードの故障のほとんどがスイッチ部によるものだと思うが、物理的なスイッチの ON / OFF ではないためその心配がない。

良いところ

圧倒的な打鍵感

とにかくタイプしていて気持ちがいい。世に多く出回っているメンブレンキーボードと比較すると、 メンブレンがグニュっとした感触なのに対し、スコスコとキーが入っていく感覚がある。底打ちまで余計な力を込めなくてもスッと入っていく感じ。 それによりタイプミスが減る。自分のタイプミスで多いのが、押したつもりが押されていなかった、というものだが、指を動かしたとおり素直に反応してくれるので、そのようなミスが減った。

指への負担が少ない

これはエンジニアにとってはかなり大きいのではないかと思う。 エンジニアという職業柄、一日中キーボードでタイピングするわけだが、 安物のキーボードあるいは手への負担が大きいキーボードを毎日業務で使っていたら、 本当に腱鞘炎になると思う。指が動かなければエンジニアとして仕事にならない。 指は一番気をつけるべきだと思う。

現に私自身がゲームのやり過ぎで腱鞘炎気味になってしまったことがある。 これは過剰にキーを連打するゲームだったため、キーボードがどうこういう問題ではなかったのだが、 現在でも長時間タイピングやマウス操作をすると、手の甲や肘にかけての筋に違和感を感じることがある。 一度壊すとなかなか治らないので気をつけたい。

高い耐久性

これが最大の価値だと思う。7年間使用していて不具合が一つもない。素晴らしい。 Realforce の価格は約15,000円なので、7年使うと1年あたり約2,100円になる。 安物を使って壊して買い換えるより、長期的に見ると安かったりするかも。

悪いところ

鉄板が錆びる

Realforce はスイッチが付いている土台部分が鉄板になっている。 恐らく重石代わりなのだが、飲み物をこぼして拭かなかったり、 キートップを洗って十分に乾かさずに使っていたりすると錆が付いてしまう。 キーを外さないと見えない部分ではあるが、綺麗に使い続けたい人は定期的な掃除が必要。

Rust

重い・大きい

上で述べたように、キーボードの下に鉄板が入っているため、重量1.2kgとキーボードにしてはかなり重量感がある。 これは、タイピング中にキーボードがずれないためのものだと思われる。 メリットでもある一方で、持ち運んで外出先で使う方には重すぎるのでオススメしない。

また、サイズ感もあまりコンパクトではない。 私はペンタブとキーボードを並べて使うため、なるべく横幅はコンパクトな方が干渉しなくて良いのだが、 矢印キー部分が幅を取っていて余計に感じる。 マウスやトラックパッドを使う分には問題にならないだろうが、 FPS などマウスを大きく振るゲームにおいては同じく余計に感じた。

刻印が薄くなる

レーザーマーキング方式の印字で、文字がハゲづらいとはいえ、 ゲーム等で特定のキーを酷使するようなユースケースでは刻印が薄くなった。 ただ、そういった極端なケースを除くと、かなり禿げづらいだろう。実際、FPS でよく使う WASD 以外のキーはそれほど薄くなっていない。

WASD

キートップ面のさわり心地が良くない

これは個人の嗜好であるが、私は Realforce のキートップのさわり心地があまり好きではない。 ザラザラ、サラサラしたようは感触ではなく、なめらかな感触というか、悪く言えばヌルヌルとしたさわり心地に感じる。 特に手汗をかくような人だと辛いものがあるかもしれない。